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5月25.26日の2日間、ボン・ジョーノ運営チームにて関東エリアのタウンマネジメント、パークマネジメントの視察と、関東及び近郊エリアを代表するタウンマネジメントチームの方々との交流会に参加してきました。

【長野県小諸市　/　停車場ガーデン】
長野県小諸市にある「停車場ガーデン」。NPO法人ころもの杜さんが公園の指定管理者として、衰退が進む「小諸駅」の駅前の賑わいづくりに向けたエリアマネジメントとしての公園づくりを2005年（平成17年）より行政・市民・専門家の協働でつくられたそうです。

ころもの杜さんプロデュースのもと、市民ワークショップで出された市民の夢を事業計画としてまとめられ、その計画をベースに専門家の手により形づくられたとのこと。

その後の維持管理もころもの杜のスタッフさんやボランティアの皆さんと共に行われ、2014年には緑のデザイン賞「国土交通大臣賞」を受賞されたそうです。

【東京都豊島区　/　南池袋公園】

東京都豊島区にある「南池袋公園」。昨年2016年（平成28年）春にリニューアルオープンした都市公園。オープンハートな公園を目指した公園運営には「サード・プレイス」の理念が組み込まれていて、居心地のよい「芝生広場」や「多目的広場」、おしゃれでゆったりくつろげる「カフェ＆レストラン」。小さなお子さんも楽しく遊べる「キッズテラス」や緑豊かな「サクラテラス」など充実した設備。


地域住民の参加による持続可能な公園経営を行うための運営組織「南池袋公園をよくする会」を立ち上げられ、行政、カフェ事業者、民間協働でのパークマネジメントを行っていくとのことです。月１回のミーティングを行い、地域活動やイベント運営を行われえています。

【横浜市青葉区　/　次世代郊外まちづくり　WISE CITY】

横浜市青葉区美しが丘のエリアプロジェクト「次世代郊外まちづくり WISE CITY」。横浜市と東急電鉄さんが共同運営されています。1960年代に開発された郊外住宅地のオールドタウン化が社会問題になりつつある中、2011年に「郊外住宅地とコミュニティのあり方研究会」が立ち上がり、その後2011年に「次世代郊外まちづくりWISE CITY」がスタートしたそうです。


次世代郊外まちづくりWISE CITYの情報発信及び活動拠点である「WISE　Living Lab」にお伺いしました。「にしBASE」「まんなかBASE」「ひがしBASE」の3棟に分かれた建物があり、さまざまな勉強会やイベントなどが行われているそうです。

【住宅地タウンマネージャー交流会】

5月25日（木）夕方からは港区の建築会館で「住宅地タウンマネージャー交流会」に、ボン・ジョーノ タウンエディターの柴田先生旗振りのもと開催されました。
交流会の主旨は、全国で様々な地域や背景の中で模索しながら先駆的な取り組みをしているタウンマネージャーが集まり、活動紹介や現時点での課題を共有し意見交換、今後の情報交換の場、ネットワークづくりです。

集まったタウンマネージャーさんは、東京都西東京市にある「ひばりが丘」のHITOTOWAの皆さん、神奈川県藤沢市にある「Fujisawa SST」の皆さん、千葉県野田市にある「パレットコート七光台」の中央グリーン開発さん、福岡県篠栗町に関わっていらっしゃる「ハルシステム設計」の皆さん。

１時間程の短い時間でしたが、タウンマネジメントに至った経緯や地域特性、活動の期間によって違う様々な課題と打開策を共有でき、またネットワークが出来たことが今後のボン・ジョーノのタウンマネジメントに活かせる、非常に実りある会となりました。

今回の視察を通じてボン・ジョーノにあるひとまち公園や、集会施設TETTE。各街区にあるシェアプレイスをボン・ジョーノの住人さんや事業者さん、地域住人さんと共にフルに活用し、コンセプトであるシェアタウンの実現に向かうための様々なヒントを得ることができ、また各地のタウンマネージャーさんとのつながりが生まれました。この経験をしっかり活かしタウンマネジメント業務に励んでまいります。

（text：BONJONOタウンマネージャー 北嵜剛司）