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公共では実現できないような手の込んだガーデニングが行われているが、これには市民による力が大きい。
事業立ち上げに際し、NPOが現場を担ってくれる人として緑のサポーターを募集したところ、元園芸家が名乗りを上げた。今ではその園芸家を中心にその元教え子がたくさん集まり、公園でガーデニングを楽しみながら管理している。
また、初心者向けにもガーデニング教室を実施しており、そこで生徒が育成した鉢植えや苔玉はカフェ施設で販売される。利益の8割は個人の収入になるため、自分の手がけた商品が売れることでさらに技術とやる気が向上していく仕掛けとなっている。普段は客として訪れている近所のおばあちゃんも、地域のイベントの際にはそばサブレなど得意なお菓子を販売している。このように、利用者は単なる客ではなく、主体的にかかわることのできる場としてさまざま人が関わることで、それが円滑な施設の運営につながっている。